内容説明
ドル、ユーロが凋落するので今こそ人民元預金。いよいよ「1ドル=2元=60円」時代へ。“西部大開発”と“爆発戸”の力が中国のカギを握る。
目次
第1章 迫りくる「1ドル=2元=60円」時代
第2章 中国経済の成長は何があっても止まらない
第3章 中国は世界覇権国を目指し、人民元の時代が到来する
第4章 西部大開発により大きく発展する内モンゴルの実情
第5章 巨大な人口と消費が今後も中国を支え続ける
付章 主要な中国株の代表的銘柄30
著者等紹介
副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、代々木ゼミナール講師、常葉学園大学教授などを歴任。政治思想、法制度、経済分析、社会時評など多くの分野で評論家として活動。副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本初の民間人国家戦略家として研究、執筆、講演活動を積極的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MG
4
世界覇権国がアメリカから中国に移行するという未來予測を解説しています。評論として、2000年代であればアメリカ帝国論で良かったんですが、2010年代に入り理論を更新するためのアメリカ衰退論=中国論です。本書のとおり、今後、世界覇権が中国に移行するのどうかは歴史のみぞ知るです。2013/02/07
BluePlanet
3
2012年1月11日発行。中国、特に内陸部を実際に実地調査した内容に基く中国研究本。確かに内陸部のフフホト、オルドスについてはレアアース等で一躍有名にはなったが、レアアースの対日輸出停止により日本のハイテク、特にトヨタのハイブリッド車に影響が出ると思われたが、実際は日本の技術開発により、被害が出たのは中国となった。ただ、それ以外にも中国の"西部大開発"の実態、内モンゴルの実態等、日本ではあまり報じられていない内容は非常に参考になった。オバマ大統領の次の大統領のバイデンさんは当たってなかったが・・・。2013/04/30
どりたま
2
中国礼賛本。中国はあと十年で日本の平均賃金に追いつくらしい(ビックリ!!)。著者は予測を外さないと豪語している(こういう著者は好きである)。中国の悪いところもたくさん紹介しているが、すべて楽観的に数年で解決するとまとめている。何を根拠にそう書いてあるのかよくわからなかった。著者としては現地調査をしたのだから書いたと言いたいところだろうが、読んでる方はそれでは納得できない。そのロジックを示してほしい。2012/05/15
t04894ty
1
中国元を持っておくのは将来を備える上で悪くない選択肢だとは思う。1ドル=2元=60円の時代になるとは思えないけど。2012/03/25
温顔無敵
1
知らなかった中国が少し分かる。2012/02/05